■2003.6.7(SAT)Cyber TRANCE presents BEST HIT TRANCE



   

CD『velfarre Cyber TRANCE』シリーズ収録曲のみで一晩を構成し、
ライヴショウや様々な演出を施し、究極のエンタテインメントを目指して月イチで開催されるパーティー
“BEST HIT TRANCE”。
5/3に開催された第1回目は、約1500名以上の動員を記録し大好評を博した。



そんなスペシャル・ナイトの第2回目となるこの日も19:00のオープンと同時にCDに収録された約3年間の
名曲ばかりがオンエアされる。
早い時間から名曲がプレイされるこのイベントは普段より客足が早く、
若手DJのNSKが前回以上にアッパーな選曲ですでに臨戦態勢のクラウドを乗せていく。
21:00の時点でフロアの7割程度が埋まり「The Beauty Of Silence」がプレイされる、
といえばその盛り上がりは想像に容易い。



21:00、DJ ブースに特別に設置されたかがり火の下に現れたのは、土曜日のレジデントを務める
DJ REMO-CON。
「Temple Of Dreams」「Triomphe De L'amour」などヴェルファーレ・ヒットを連発し、
クラウドのテンションを高めていく。 また、すっかりヴェルファーレでは盛り上がりチューンの仲間入りをした
Cyber X feat. Tomiko Van「Drive me nuts (Cyber TRANCE mix)」もプレイされた。


そして、22:00。DJ ブースにサイバーネイションの2人、ロブ・ジャンセンとブラッド・グロブラーが登場。
DJ ブース内にはシンセサイザーが設置され、ロブがターンテーブルにレコードをプレイし、
ブラッドがキーボードを弾くというスタイルを披露。
まず、REMO-CONが最後にプレイした曲を止めるとブラッドのシンセの音色が響き渡りそして誰もが知っている
あのメロディが...そう、あの大ヒット曲「Sunshine」。
MCで「Are You Ready, Tokyo〜〜〜!」と叫んで一気にフロアをヒートアップさせ、
ロブがそれに合わせてレコードで「Sunshine」をプレイ。
二人の呼吸が絶妙に合った音の入れ替え、抜き差しでこれまで聴いたことのない
「Sunshine」がフロアを熱狂させる。
そして、さらに驚いたことに「On The Move」「Twisted」「Dance Valley Theme」「Temptation」
「Technorocker」といった他のアーティストの曲までもブラッドがレコードに合わせて生演奏!
極めつけは、システム F「Out Of The Blue」の上に「第九(歓喜の歌)」を弾いて重ねるという前代未聞、
誰も見たことのないパフォーマンスを披露。
DJ ライヴがスタートした頃には、ブースの方を向いている人は前の方だけだったのだが、
中盤にさしかかる頃にはフロア全体が2人に釘付けになり、
ブラッドのMCやロブのパフォーマンスに応えるというこれまでのサイバートランスの歴史の中でも
一番と言っていいほどの盛り上がりを見せた。


その後、DJ REMO-CONがCyber X feat. misono「11 eleven (Cyber TRANCE mix)」を
プレイすると、巨大マルチビジョンには歌詞が。この演出にクラウドのテンションもヒートアップ。
フロアが大合唱する日も近い?その後約30分、フロアは熱狂的な盛り上がりを維持して
次のスペシャル・ゲストへ...



イビザアンセムとして全世界中で大ヒットし、ここ日本で今最も人気のある楽曲「Sunshine」を歌うユニット、
ショーン&キムが遂に登場。
サイバーネイションがプロデュースしたこの曲は、フロントアクトとして、25歳のイケメン、
ショーンとブリトニー似?の20歳のキムがヨーロッパ各国のTV番組やステージで
パフォーマンスを披露している。
この日は1曲目に「Sunshine」、続いて『SUNSHINE TRANCE』に収録されている邦楽カヴァー
「ff (Fortissimo)」(ハウンドドッグのカヴァー)と「Season In The Sun」(TUBEのカヴァー)という
日本のクラウドを意識したスペシャル・セットを披露してくれた。



23:45ごろからDJ DRAGONが登場。『SUNSHINE TRANCE』のリリース・パーティーも兼ねているということで、
収録曲の「Moonlight Shadow」や「You're Free」をプレイ。25:00の終了まで約90分、
緩急をつけた巧みな選曲で駆けつけた観客の熱気をキープし、大好評のうちに終了した。



ステージ上には巨大風船が設置され、外国人ダンサーも白い衣装に身を包み
サイドステージでパフォーマンスをするなど、普段とは違った演出も光った“BEST HIT TRANCE”第2夜。
究極のエンターテインメントを目指し、さらなる進化を続けるであろう、このパーティーから目が離せない。

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